MiniTool ShadowMakerで簡単バックアップ管理
新年、学生の方は卒論や修論、また年度末に向けて各種報告書などを作成する方も多いのではないでしょうか。 みなさん、バックアップは取っていますか! いつパソコンが壊れるかわかりません。 パソコンが壊れて代替機は用意できても、データも消失してしまえば、作り直しという膨大な手間と時間がかかります。 新年が始まったばかりのこのタイミングで、データ消失対策を考えてみてはいかがでしょうか。 バックアップ は大切です。
今回は『MiniTool ShadowMaker 無料版』の紹介を頂きましたので使ってみました!
MiniTool ShadowMakerはバックアップソフトで、バックアップや同期、さらにディスクのクローンなどの機能があります。
今回はバージョン4.0.3を使用しています。本記事の情報は古くなっている可能性にご注意ください。
ダウンロードとインストール
無料版のダウンロードページ を開き、「無料ダウンロード」ボタンをクリックします(2023年1月28日現在)。
ダウンロードしたファイルをダブルクリックし、インストーラを起動します。
「今すぐインストール」ボタンをクリックしてインストールを開始します。
しばらく待ちます。
インストールが完了したので、「今すぐ開始」をクリックします。
言語切り替え
この記事では英語表示のまま使っていますが、日本語表示にも対応しています!
まずは右上にある横棒3本のところをクリックし、「Language」→「Japanese」をクリックします。
表示されるメッセージの通り、ソフトウェアを終了させ、再び起動します。
日本語表示になりました!
機能
どのような機能があるのか、ざっと見ていきます!👀
まずはホーム画面。PCの情報や、前回・次回のバックアップの情報などを見られるようです。 (ところで、Windows11のパソコンで試していますが、Windows10だと認識されていますね…)
バックアップ画面。バックアップ元とバックアップ先は、大きなボタンを押して、簡単に選べるようになっています。
同期画面。バックアップ機能との違いは、同期機能だと同期元のファイルやフォルダの削除も同期先に反映されます。 つまり、昔に消してしまったファイルを復元したいという用途には使えません。 しかし、不要なファイルがバックアップ先に貯まり、容量を圧迫するという事態を防げます。
突然パソコンが壊れた時にデータを残しておきたいだけなら同期機能で十分ですし、昔に消したファイルを復元したいかもしれなかったらバックアップ機能が必要など、目的に応じてバックアップ機能と同期機能を使い分けてください。
復元画面。バックアップしたことがあれば、それを復元できます。
管理画面。「実行中のすべてのバックアップが完了したらパソコンをシャットダウンするか」というチェックボックスがあります。
ログ画面。バックアップや同期を実行すると、実行履歴が表示されます。
ツール画面。「メディアビルダー」(ディスクが故障して起動できなくなった時に起動する用)、「ブートメニューの追加」(MiniToolリカバリ環境用のWindowsスタートアップメニューを追加)、「マウント解除」(ディスクやUSBメモリなどの取り外し)、「ディスクのクローン」(ディスク全体を、他のディスクにコピーする)などの機能があります。 バックアップ機能や同期機能だけでは物足りない場合は、こちらも確認しておくと良さそうです。
Syncを試してみる
同期機能を使ってみます!
まずは「SOURCE」(同期元)のフォルダを選択します。 左側の大きなボタンをクリックします。
今回は「卒業論文」というフォルダを同期してみます (大学生のみなさん、卒論のバックアップはこまめに取りましょう! 大学4年間ずっと同じパソコンを使っていれば、いつ寿命を迎えてもおかしくありません!)。
フォルダを選択したら、「OK」ボタンをクリックします。
フォルダのパスと、フォルダ内にあるファイルの総容量を確認できます。
次は「DESTINATION」(同期先)のフォルダを選択します。 右側の大きなボタンをクリックします。
今回はUSBメモリ(ここではDドライブ)に同期します。 同期先を選択して、「OK」ボタンをクリックします。
これで、同期元と同期先を選択し終わりました! ちょっと「Options」を覗いてみます。
どの項目を見てファイルが更新されているの判定をするのか、の設定があります。 「ファイル更新日時」「ファイルサイズ」「ファイル内容」のうち、少なくとも1つを選択しておく必要があるそうです。
除外するファイル形式の設定もあります。 バックアップファイルや一時ファイル、勝手に作られるファイルやごみ箱フォルダなど、同期する必要がないものを除外することができます。
さて、同期画面に戻り、同期を開始してみます。 同期を後で実行するボタンと、今すぐ実行するボタンがあります。 ここでは「Sync Now」をクリックし、今すぐ同期を開始します。
処理が始まりました。プログレスバーで進捗がわかります。
処理が完了しました!
エクスプローラーで、同期先(ここではUSBメモリ)の中身を見てみます。
見慣れないフォルダが作成されています。
開いてみると、見知らぬファイルの中に、同期した「卒業論文」フォルダがありました! 中身も、同期元とそのままです。
感想
雑感を書いていきます。
操作しやすい画面
1画面あたりのボタンの数が少なく、ボタンも文字も大きく、見やすくて操作しやすいです。
ツール系のソフトでは、たくさんのボタンや入力欄があって操作に困るようなUIのものも多くあります。 このソフトは自分で理解しやすく、また他人に操作方法を教えるときにも、伝えやすそうです。
ファイルがそのままコピーされる
Sync(同期)機能を試したところ、同期先には同期元のファイルがそのままありました。 バックアップソフトによっては独自形式で圧縮されることもあり、そうするとそのソフトがないと復元できません。 フォルダをそのままコピーしてくれると、いざ緊急事態が発生したときに、わざわざバックアップソフトをインストールしなくても、エクスプローラーでコピーして復元することが可能です。 特定のソフトウェアに依存しなくても復元できるのは重要なポイントだと思います。
無料版でもそれなりに使える
このソフトウェアには複数のグレードがありますが、下記サイトで相違点を見ると、無料版でも基本機能はチェックマークがついており、バックアップソフトとしてはさほど困ることなく使えそうです。
また、ディスクのクローン機能が使えるので、新しいディスクに換装する時に便利そうなのがいいですね。 (クローンしたディスクでWindowsが起動するかなどは手元で確認していません 🙇 Webページ を見る感じだと使えそうです )
『MiniTool ShadowMaker 無料版』というバックアップソフト を紹介しました。
以下からダウンロードできます。
データを失う前に、データをどう守るか、検討してみることをおススメします。