EaseUS Todo PCTransで簡単にデータ移行
『EaseUS Todo PCTrans』というPC引っ越し・データ移行ソフトを紹介します!
パソコンを買い替えたとき、データや設定を移すのは面倒くさいと感じませんか?
まっさらな環境に、必要なソフトウェアやデータを移し、最低限の設定だけをするのも気持ちが良いものです。 しかし時間がかかるので、すぐに新しいパソコンを使いたいときには困ります。
そこで移行ソフトを使えば、簡単に元のパソコンの環境を移せます。 今回は「EaseUS Todo PCTrans Free版」をレビューします。
インストール
まずは以下のWebサイトからFree版をダウンロードします。
ダウンロードしたソフトウェアを起動します。
ユーザーアカウント制御の画面で「はい」をクリックします。
インストーラーの起動画面で「今すぐインストールする」をクリックし、インストールを開始します。
インストール先など細かく指定したい場合は、右下の「カスタムインストール」をクリックします。
ダウンロードとインストールが始まります。
インストールが完了しました。 簡単にインストールできるのが良いですね。
Free版の制限
Free版の制限について紹介します。
Free版には主に以下の制限があります(他にもあります)。
- 1度に転送できるデータ量は500MBまで
- プログラムの転送は2個まで
詳しくは公式サイト をご参照ください。
あくまでFree版は機能を体験するためのものです。
本格的に使うには、Pro版でないと使い物になりません。
機能
起動後の画面を順に見ていきます。
まずは、古いパソコンから新しいパソコンへデータを移動させる機能があります。 ファイルやフォルダだけではなく、アプリケーションやアカウント情報も移動できます。
バックアップと復元は、実質的に上記の「PCからPCへ」を中間ファイルを生成して行う機能のようです。 「PCからPCへ」と同じくバックアップするデータを選ぶことができます。 バックアップファイルが生成され、バックアップ元のパソコンとは違うパソコンでも復元できるようです。
アプリの移行は、アプリケーションを別のパーティションやディスクに移動できるようです。 普段使うディスクやパーティションがいっぱいになった時に便利そうです。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
データレスキューは、古い正常に動作しないディスクからデータを手元のパソコンに持ってこれるようです。 ディスクの状態によるとは思いますが、何かディスクの調子悪くね?と思ったら早めにやっておくと良いかもしれません。
システムクリーンアップは、無くても問題ないファイルを探して削除してくれます。 バックアップを取る前にやっておくと、復元するときに余計なデータがなくスッキリするかもしれません。
大容量ファイルクリーンアップは、ファイル容量の大きなファイルを確認できます。 不要だったり、他のディスクに移しておこうと思うようなファイルが見つかるかもしれません。
また、デフォルトフォルダを移行する機能があるそうで、普段使っているCドライブからDドライブに移すことでデータは一つのドライブにまとめておく、ということができそうです。
アプリケーション管理は、アプリケーションのアンインストールなどができるようです。
プロダクトキーは、プロダクトキーを必要とするソフトウェアのプロダクトキーを探し出して保存できるようです。 インストール時に困らないよう、バックアップとして手元に残しておくと良さそうです。
PCからPCへ
機能を順番に紹介していきます。
まずはPCからPCへ。
これは同じネットワークに接続している2台のパソコンにおいて、片方のパソコンからもう片方のパソコンへデータを転送する機能です。
そのため、まずは以下の事前準備を行います。
- 2台のパソコンを同じネットワーク(無線LANなど)に接続
- 両方のパソコンに『EaseUS Todo PCTrans』をインストール
- 両方のパソコンの『EaseUS Todo PCTrans』を起動
事前準備ができたら、転送元のパソコンで「PCからPCへ」のトップ画面を表示し、「スタート」をクリックします。
転送元なのか転送先なのかを選択する画面になります。 ここでは「古いPC(転送元)」をクリックします。
転送先PCの検索が始まります。
うまくいかない場合は、2台が同じネットワークに接続していること、転送先PCで『EaseUS Todo PCTrans』を起動していることをご確認ください。 また、ファイアウォールがブロックしている可能性なども考えられます。
しばらく待つと接続可能なパソコンを発見します。 「接続する」をクリックします。
転送先のパソコンでも、接続されたことが表示されます。
転送データを選択します。 アプリケーション、ファイル、アカウントを転送できます。 細かく指定できるのは便利ですね。
アプリケーションでは、手元のパソコンの環境では「Microsoft 365 Apps」の転送はPro版だけ対応しているようです。
転送するファイルを個別に選択できます。
ディレクトリも選べるので、複数ファイルを簡単に一括で転送できます。
アカウントの転送もできます。
転送したいアカウントを選択すると、パスワードを入力する画面が表示されます。
転送する項目を選び終わりました。 右上の「転送」をクリックします。
転送の準備が始まります。
アプリケーションを転送中です。
転送が完了しました。
「OK」を押したら評価の入力を求められます。
転送先のパソコンでは、再起動を要求されます。
バックアップと復元
次はバックアップと復元を紹介します。
「バックアップと復元」のトップ画面で「スタート」をクリックします。
バックアップするか復元するかを選ぶ画面になります。 「データバックアップ」の方を選んで「次へ」をクリックします。
バックアップファイルを作成します。 ファイル名と保存場所を指定できます。
ディスクをまるごとバックアップするわけではないからなのか、バックアップ元と同じディスクを選べるのが良いですね。 パソコンが壊れた時のためにバックアップするのでしたら、外付けディスクなどに保存することをおすすめします。
バックアップするデータを選択します。 選択できる項目は「PCからPCへ」と同じです。
バックアップする項目を選び終わりました。 右上の「バックアップする」をクリックします。
バックアップが始まります。
バックアップが完了しました。
エクスプローラで確認すると、バックアップファイルが生成されています。
次に復元を試します。 トップ画面から入ったあと、「データの復元」を選んで「次へ」をクリックします。
バックアップファイルを選択します。
復元するデータを選択します。 選択し終わったら右上の「復元」をクリックします。
復元中です。
復元が完了しました。
システムクリーンアップ
システムクリーンアップを紹介します。
「システムクリーンアップ」のトップ画面で「スキャン」をクリックします。
スキャン結果が表示されました。
一応、削除されても問題ないファイルなのかを確認します。 大丈夫そうなら右上の「クリーンアップ」をクリックします。
不要なファイルが削除されました。
大容量ファイルクリーンアップ
大容量ファイルクリーンアップを紹介します。
「大容量ファイルクリーンアップ」のトップ画面を表示し、「スタート」をクリックします。
スキャンするディスクを選択します。
スキャン中です。
ファイル容量が大きいファイルが表示されます。 ファイル容量が大きいからと言って削除して良いというわけではありませんが、削除したり別のディスクに移動させるファイルを見つけるのに役立ちそうです。
アプリケーション管理
アプリケーション管理を紹介します。
インストールされているアプリケーションの一覧が表示されます。 Windowsの設定アプリやコントロールパネルと同じように、アンインストールしたり修復したりできます。
まとめ
私がいいな、と思ったのは以下の2点です。
- 移行元・移行先PCを同一ネットワークに接続するだけで簡単に接続
- 移行するデータを細かく選べる
全体的に手数が少なく、表記もわかりやすくて操作しやすいと思います。
データを移す機会が多い方におすすめです。